ピョンチャン五輪が終わりました。トップアスリートの奮闘ぶりを観ると、「よしっ、自分もがんばろう!」と思うのですが、恥ずかしながら毎回その場限りで終わります。
私が子供の頃は、スポーツには根性がつきものでしたが、今は科学的なトレーニングで競技力向上を目指すと表されています。しかし、科学的なトレーニングがラクだという事ではなく、それは必死にトレーニングに取り組むアスリートの映像などからでも明らかです。
ところで、工学的なトレーニング、という言葉を耳にすることは余りありません。私たちの分野である建築や土木は、日本の学校では工学部などの中にあります。私は学生時代に生理学のゼミに所属しており、生理学は科学の一分野と教わりました。科学も工学もいわゆる理系の学問分野だと思うのですが、経営工学という分野もあります。
このコラムは学問分野の定義について述べるものではありませんが、少し整理してみると、それぞれの役割がみえてくるように思います。次回からはこの辺りについて述べたいと思います。